ご存知でしょうか。パーソナルトレーニングは万人向きではないかもしれません。運動に対して非常に苦手意識があったり、これまでの食習慣や従来の考え方を変えられないという方もいます。体重さえ減れば良いというダイエット思考の方にとっては、途中で食事の共有が億劫で面倒臭くなるという方もいます。でも、自分ひとりでは限界だと感じていて、人生100年時代を考え、健康的で活動的に過ごしたいと考えている方にとっては、感動的で思い出深いサービスになると言えるでしょう。
パーソナルトレーニングを検討されている方にとっての心配事はいつだってある程度絞られる。特に運動不足の方にとっては、「運動なんて全然していない…、私でもやれるだろうか。」という心配はつきもののようです。
そこで、これらの問題点に関して一つずつ丁寧に、また正直にお答えして聞きたいと思う。
幼い頃から運動神経には自信がない、または大人になってから仕事や育児などが忙しく運動なんてろくにしたことがない、という方はパーソナルトレーニングを受ける方の中でも非常に多い。スポーツジムの中で行われるパーソナルトレーニングは、ジムの中で運動をしている人が対象になるが、プライベートジムの場合は、全く状況が異なる。例えば、「小学生の頃から走るのが苦手で、運動には苦手意識がある」、「社会人になってからというものの、これまで運動歴なんて皆無」、「誰かに運動している姿を見られるなんて無理」という方は意外にも多い。
一人で運動ができる、その方が好き、という方はわざわざパーソナルトレーニングを行う必要はない。むしろ、運動が苦手だったり、一人で続けるのが困難な人にとって、パーソナルトレーナーから親切丁寧に教わることは、安心感はもちろん、間違ったフォームで体のどこかを痛めるリスクを軽減させ、さらには効果的に筋肉を刺激することが可能となる。
費用対効果に関しては、完全にそのジムや担当するトレーナーの力量によるとしか答えようがない。むしろ、人間は一人ひとり体の状態が異なるということはみんなが知っていることである。そんな中で、全ての人間に効果の出る方法など最初から存在しないのかもしれないし、効果が絶対に出ると謳っているところは詐欺に近いように思える。
自分自身を成功へと導いてくれるジムやトレーナーを見つけるために効果的な質問がある。それは、「私と似たようなお客さんはどんな成果が出ましたか?」という質問である。なぜ、この質問が有効かというと、以下の項目がわかってしまうからだ。
これは非常に重要な点である。ここでわかりづらかったり、専門用語を羅列するようなトレーナーはその時点でやめた方がいいし、十分に納得のいく答えではなかった場合は即時撤退をお勧めする。
パーソナルトレーニングにおいて、食事制限における大変さをイメージされている方は意外にも多い。苦しく、過酷な食事制限を乗り越えて…というイメージが何故かお客さんの頭の中にはある。それはおそらくテレビの影響である。テレビが番組を面白おかしくするために、そういった苦労を見える化するために過激に演出していることにそろそろ気がついたほうが良い。
痩せたい方にとっては痩せる方法が知りたいのは十分にわかる。しかし、太ってしまう理由を知らなければ、痩せたとしてもリバウンドし、元に戻ってしまうのがオチである。そうやってみんなテレビや雑誌のダイエット特殊の餌食にされるのは終わりにしたほうが良い。実際に、食事制限なんて何もキツくない。大変な期間と言えば、依存している食品を脱するまでの最初の2週間くらいである。あとは、お腹いっぱいに食べ、元気よく運動するだけである。これほど簡単なことはない。これは我々トレーナーの売り文句ではなく、お客さん側が話す内容である。
これは正直秘密にしておきたいが、ここではあえてお話しする。私(トレーナー)もジムをオープンしたての頃はかなり未熟なダイエット指導で失敗していた。当時はベストだと思って指導していたが、今の方が格段にいい指導ができるのは事実である。つまり、我々トレーナーも失敗を乗り越えて今がある。当時もそれなりに勉強を積み重ねてはいた。それでも効果が出ない場合もあったので、どうすれば効果が出るのか?と試行錯誤し、研究に研究を重ね、さらに新たな資格を習得してきたという歴史がある。つまり、うまくいかない方法は既に知っているということでもある。
我慢を強いられたり、強い苦痛を覚えるダイエット法などストレスが溜まるばかりで百害あって一利なし。しかも、体重の減少を望むダイエッターたちは往々にして体や心にガタが生じ始めていることが非常に多い。血圧や血糖値だけではなく、気分の落ち込み、冷えや肩こりに腰痛、そこに持病まであるケースも多い。専門家に教わらずに、自己流で行うダイエットはこれら持病を悪化させる可能性もあることは知っておいてほしい。
これに関しては、なんの心配もいらない。「30日間返金保障」を利用すればいいだけである。そういった保障がないパーソナルトレーニングは契約しなければいい。
トレーナーとして求められる資質は、運動を教えるだけに止まらない。「コミュニケーションスキル」はもちろん、お客様を楽しませる「エンターテイナー」であり、その方の悩みに寄り添う「カウンセラー」、さらには目標に導く「先生」としての役割がある。そもそもお客側がトレーナーに気を使うなど馬鹿げている。不快な思いをしたのであれば、無駄に続けることなく、すぐに解約し、別のトレーナーのサポートへ切り替えることをお勧めする。人生は有限であり、一刻も早く悩みを解決へと導いてくれるトレーナーと出会うべきである。