すべての条件を満たさないと、「お客様を笑顔」にすることはできません。クレドは創業以来、一貫してトレーナーとお客様が二人三脚で体を変え、目標を叶えるためにマンツーマン専門という誓約を曲げずに行ってきました。パーソナルトレーニングだけが成果を出せる方法である、という訳ではありませんが、私たちはお客様に運動をより安心して行っていただき、体が変わり目標を達成する過程を楽しんでいただきたいと願っていました。
しかし、たった一つ条件を欠くだけで成果は出ず、信頼関係は損なわれる。経験を積めば積むほど、人の意識を変えることの難しさに気付かされます。だからこそ、目の前の人が最高の笑顔で笑っている姿は感動すら覚えるのです。トレーニングの選定、栄養学の知識、そして指導技術とコミュニケーション能力。これら条件を、妥協せずひとつひとつ積み重ねていく。
その先に初めて、人間の体は少しずつ変化を重ね、徐々に目指すべく体へと進化していきます。トレーナーとして、個別指導におけるその道のりの中で、退屈と感じる部分は一つもありません。
私たちは最先端のトレーニング科学や医学、栄養学を自らの体で実験し、一人ひとり異なる体に的確に効かせることができるよう、やり方を検証し、テストを重ねてきました。ただ、それが自己満足で終わってはいけない。あなたが満面の笑みになってこそ、「成果の出る方法」は初めて完成します。
クレドのトレーニングを自宅で楽しんでくださるお客様にも、私たちが実践しているトレーニングノウハウを知っていただき、ジムと同じように最も効果的に効かせることができ、時にはご家族と一緒に楽しんでいただきたいと思っています。
2016年にプライベートジムを岩手県で初めてオープンさせて以降、パーソナルトレーナーブームの流れに乗って業績はぐんぐん伸びていきました。しかし契約数が伸びると同時に、私自身が全てのお客様を一人で担当していたため、私のスケジュールは朝から晩まで予約で埋まり、嬉しいと同時に私は疲弊し、遂にはお客様から「山門さん、疲れてますね。大丈夫ですか?」と言われ、ドリームサポーターとして元気にするべき存在が逆に心配されている、会社の存在意義を失うところまで落ち込みました。
そこで始めたのが、お客様やカラダのことで悩んでいる方々と一緒に参加するイベント「クレド酒場」です。
会社の原点である「スポーツを通じて、誰もが“無理”から“やればできる”社会を創る」ことへ立ち返る意味も込めいろんなご意見をいただくために「クレド酒場」を開催しました。
集まった方々にとって生活や人生が豊かになるための有意義な情報を提供するセミナー後に、お酒を酌み交わしながらざっくばらんに意見を聞くと、「分かりづらい」「もっと効果を期待していたのに」という厳しい声をいただくことに。
指導においては「徹底的なクライアント目線」を実現させてきた自負がありましたが、伝え方や食事ノウハウにその視点が足りなかったと猛省。それまでの食事指導をゼロから見直し、私自身が勉強をスタートさせ、私自身が様々なノウハウを自分の体で実験したことで、クレドの根幹となる食事ノウハウが確立しました。
あのクレド酒場の夜がなければ、今のクレドはありません。クライアントが本当に実現したい未来のために、クライアントの生の声を聞くことが大切だと実感した出来事でした。
お客様を担当していると、お客様自身の意識が変化し、生活が変わり、体の変化など、様々な「変化」が生じます。「最近、ウェストが明らかに変わってきたんですよ。」と直接クライアントの皆さんの笑顔をよく見ます。
自分が想いを込めて担当している目の前で嬉しそうに報告していただける、さらに「家でも自主トレ頑張ってますよ」と言っていただける。担当者にとってこれ以上のやりがいはありません。目標を達成して号泣するお客様、そして担当トレーナーも一緒に泣いてしまうこともあります。
もちろん、指導の仕方や伝え方に苦言を呈されることもあり、面と向かって言われると落ち込みますが、もっといい指導ができるはずだと奮起するトレーナーばかりです。
岩手県のパイオニアであるブランドだからこそ、徹底してクライアント視点にこだわる。そして、お客様の声が全てのトレーナーへ共有され、全てのお客様のサービスに反映される仕組みがあるからこそ、クレドは進化を続けているのだと思います。そしてそのパイオニア精神を忘れることなく、お客様の健康のためには、まだまだできることがあるかもしれない。クレドの新たな挑戦は始まっています。
スポーツという華々しい世界に飛び込み、スポーツ選手の為にと身を粉にして働き、夜も遅くまで選手の情報を整理し、新しいノウハウがあればお金を惜しまず率先して自己投資して己を磨いてきました。
ただ、トレーナー業界にはいろいろな問題があり、トレーナーという職業だけでは食べていくのは至難の業。ましてや東北地方では、ほんの一握りしか職業として成り立たない現状からトレーナー自身が夢ある若者たちに向かってトレーナーという職業を勧めないという状況がまかり通っていました。
スポーツの現場で選手や監督、多くの人たちと感動を共有でき、お客様の傍で夢を一緒になって追いかけることができる、この素晴らしい職業が若い子たちから嫌煙されるという事態が起こっていました。
私たちは、岩手県NO.1のアマチュアチーム複数と直接契約を結び、最も選手たちの傍で、怪我に苦しむ状況をサポートし、競技力向上のために率先して見本を見せ、時には弱い心と向き合いながらチームと共に成長しています。また、プライベートジムという岩手県では新しい業態に果敢に飛び込んだのも、トレーナーの可能性を広げるとともに、お客様に健康という最も大切な資本提供に貢献できる自信があったからです。少しずつお客様からの支持を集め、道を切り開いてきたことで、今ではそれを共有できる仲間が増えてきたことは光栄なことです。