今年も一年、お客さまには本当にお世話になりました。
年末のこの時期、代表の山門は高校スポーツの遠征や全国大会で全国各地を転々としています。
長期間岩手県を不在にしていると、どうしても、家族のことを思い出します。
家族のことを考えると、とにかく心配をかけないように体調管理だけはしっかりとせねばと思っています。また、長期間ノマド生活をしていると食べるものには十分注意し、うまく栄養摂取をサプリメントで補ったりの工夫をしています。
とはいうものの、最初から長期遠征を体調バッチリで乗り切れていたわけではありません。もっとも強く記憶にあるのは、2000年、トレーナー活動を始めた当初のころのことです。当時はわたしもまだまだ経験不足で、どのようにすればお客さまにトレーナーの存在を知ってもらえるのか、若さゆえのあせりから、試行錯誤を繰り返していました。
そんなとき、あるトレーナーと知り合うことがあり、彼はわたしにこう言いました。
「トレーナーになるためには、資格は大切だ。まずは習得してからがスタートだ」。
当時のわたしは、「なるほど、そういうものか」と考え、師匠にこのことを相談しました。しかし、わたしは師匠から大きな怒鳴りで、こう一喝されました。
「トレーナーになることを目標にすることは無意味だ!目の前のお客様やスポーツ選手の役に立ち続けることだけが我々の存在意義だ!」
わかりやすいトレーナーの価値とは、もちろん安く指導できるサービスのことを指します。そうしたサービスを提供すれば、一般の方には受け入れられやすいかもしれません。しかし、そうしたサービスを作ろうとすれば、投資する金額がそれなりで、品質もそれなりの情報を仕入れることになります。
師匠は、自分が納得していないありきたりな情報を仕入れて、自分にうそをついて提供したサービスをお客さまに案内するようなことは、断固として許しませんでした。
「言葉だけきれいなことを言って、自分をごまかしながら生半可な気持ちで人に接することだけはするな」。スポーツ現場のなかで、わたしをはじめ、各スタッフに言い続けていました。
CREDOとしてこれまで携わってきたお客様との大切な時間の積み重ねは、重大な経験値として溜め込まれ、頑なにマンツーマン専門を守り続けた姿勢を、2019年も貫き通し、そのなかで提供するサービスを、CREDOのお客さまにお届けしたいと考えております。
2019年もCREDOをご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。