なぜなら、私たち指導者がその情報を信じて、それをお客様に教えていたので、それが覆るとなると一番驚くのは、私たち自身なのです。でも、はっきり言って、これまで常識とされてきた情報が今になって覆ってきているのは本当です。常識を信じて指導してきて、全てがうまくいったわけではないのも事実。だからこそ、私たちが率先してこれまでの常識を見直し、新しいことを取り込み、本当に必要なことだけを絞ってお伝えするようにしています。そのためにCREDOでは徹底している3つの掟があります。それをご紹介しましょう。
永続性のある卓越したブランドを築くための第一要件は、魅力的なサービスを持つことです。これに代わるものはありません。
クレドの場合、サービスは単なる運動や食事を教える以上の意味を持っています。お客さまがクレドにお越しになる理由は、目標に向かって誰かと一緒になって取り組んでいることが楽しいからなのです。
われわれは、日本やアメリカで質の高い教育を受け、最高難度の資格を習得しました。そして更なる研磨を積み重ね、最高級のサービスを提供することに情熱を燃やしています。
それは、クレドの基本理念であり、また他のどんな事柄も、指導力と同じく完璧でなければならないと考えているのです。
だからこそ、指導がその方の心情や価値観を知った上での、寄り添ったものでなければ月並みなサービスで終わってしまいます。結局のところ、大切なのはいっときの満足感だけではなく、最終的にお客さまが得ることのできる体験や成果なのです。
また、リーダーシップを存分に発揮するためにトレーナーは、舞台裏でも最新の知識を取り入れたり、自らも進んでトレーニングを行う人間ばかりです。
自分自身で得られた良質な知見を一つでも多くお客さまにお伝えするために常に最善の準備を怠らない。たとえば、お客さまが外食された際にメニュー選びでお困りにならないよう、実際にいろいろなレストランに行って、食べてみたり。多種多様な書籍を読み漁り、どの本に有益な情報があるか厳しくチェックすることをそれぞれが自主的に行なっています。
その他、研修中のトレーナーの体脂肪率が20%を超えている場合は、自分自身の体を作り上げるまで鍛錬を積ませることもしていたり、指導に関わるトレーニング用具にもこだわり抜いていたりもします。このようにあらゆる過程において細かく管理しているため、その分経費がかさむことにもなります。
しかし、他社とは一味違う雰囲気を味わってもらえるのも、どのトレーナーでも同じ品質のサービスを提供できるのも、こうした細かい管理のおかげなのです。
代表の山門はこう言っています。
「われわれはエクササイズを教えるためにサービスを提供しているのではない。人々を喜ばせたいと思い、その手段としてエクササイズを指導しているのです。」
クレドの情報や情熱をお客さまにお伝えするのは、“ひとりのトレーナー”です。
トレーナーがお客さまの声に丁寧に耳を傾け、ちょっとした会話を交えながら相手のご要望や好みにぴったりのリーダーシップを発揮できれば、お客さまはジムに来ることが楽しみになります。
一方で、一般的なフィットネスクラブでは月並みな対応をされることが多くあります。フロントでも、トレーニングエリアでも、スタジオでもお客さまは単なる会員の一人、その他大勢の一部分だと扱われるのではないでしょうか。
では、これよりも数段優れた応対を受けたとしたらどうでしょうか。トレーナーの応対は、積極的でお客さまを満足させるために労を惜しまない。笑顔で出迎え、お客さまを一人の人間として大切に対応する。こういった体験は際立った印象を残すに違いありません。
クレドのブランドは、トレーナーたちの手に委ねられています。従って、優れた人材を採用し、リーダーシップに対する情熱を吹き込むことが極めて重要となってきます。そのため、われわれは幾度となくクレドとして大切にすべき基本理念について話し合い、内容の充実した研修プログラムを作り上げています。
“クレドで過ごす時間”も、われわれのサービスの一環と考えています。それは快適で居心地が良く、しかも上品で優雅なクレドでしか味わえない、魅惑あふれる豊かな雰囲気にほかなりません。
お客さまはビジネスや家庭のプレッシャーから解放され、魅惑的で、刺激的で、時には感傷的な雰囲気に浸れる第三の場所(サード・プレイス)を求めるようになっています。お客さまがクレドにお越しになるのは、活力を取り戻すための休息の場、忙しい仕事の合間の憩いのひとときをもとめ、人間味に溢れた応対を望んでいるからなのです。こうしたお客さまにご満足いただくことが重要なのです。
クレドのジムの中は、お客さまが五感で感じるすべてのものに気を配りながら運営されています。運動で刺激する感覚ですら、高い基準を満たしていなければならないためです。
内装、額、鏡、音楽、椅子、そして水の味わい。それぞれを通して、「ここにあるすべて最高だ」というメッセージをお客さまの潜在意識に送り届ける必要があるのです。エクササイズ中にお客さまが補給する水は、運動中の筋肉に必要とされるミネラルを豊富に含んだ天然水。朝霧高原で採水されバナジウム含有量180ugの天然水は、さっぱりとした飲み口が爽やかで、ウォーターサーバーもジム内の雰囲気に合わせるため厳選したものを採用しています。
また、季節感を演出するために色とりどりの小物や花を飾り、ジム内がマンネリ化するのを防いでいます。内装の色合いはダークブラウンや緑、オレンジを使うことで落ち着きをより一層演出し、リラックス感を高めてもらえるように設計されています。
われわれは細かい部分にまで気を配り、ジム内のレイアウトは定期的に徹底的な議論を重ねているのです。そういったこともあり、この雰囲気がとても気に入ったので、ぜひオフィスとして使用させてほしいという要望が寄せられたこともあるくらいです。
われわれはブランドの確立を目標に掲げたことはなく、サービスが本物であることや、トレーナーが情熱を抱くことに価値を見出す企業です。その熱意と献身、一人ひとりに注ぐ真心によってお客さまと結んだ関係がブランドを築き上げてきているのです。
ホスピタリティとは一言に言えどもクレドでは、“思いやりの先に、目の前で困っている人には最高級のレベルで手を差し伸べる”をすべてのトレーナーが心に刻み、目の前のお客さまに全力を注いでいます。